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アメリカ大統領と信仰① ワシントン

◇聖書の知識8ーアメリカ大統領と信仰1→ワシントン 


いかに幸いなことか、主を神とする国(詩編33・12)

多くのアメリカ大統領は、在任中、日曜礼拝には欠かさず参加していると言われています。アメリカとキリスト教、大統領とキリスト教信仰を理解せずしてアメリカを理解するかことはできません。28日の世界聖職者大会を前に、これらを考えてみました。


[ワシントンの信仰]

初代大統領ワシンン(1732~1799、任期1775~1783)はアメリカ聖公会出身

で、大統領在職中は欠かさず礼拝に通っていました。聖書に精通していたとは言えませんが、常に祈る習慣があったと言われています。

ユニテリアン(理神論)の影響があり、回心や神との出会いの言及はありませんが、独立戦争にあっては、「偉大な存在の加護」「摂理の驚くべき御業」といった言葉を頻繁に使っていました。また4、神に選ばれた国のモーセとの称号があります。

ワシントンは、愛国主義と聖書的キリスト教を織り交ぜた「市民宗教」、即ち、いわゆる「アメリカ教」を具現した最初の大統領であると言われています。宗教こそ、公共の道徳、共和主義の原理、繁栄の礎であるとの信念を持ち、国民道徳は宗教が無ければ涵養されず、道徳は人民本位の政体に欠かせないとしました。

[アメリカのミッション]

アメリカは、神に選ばれた国であり、聖書に基づいて世界に自由の鐘を鳴らす使命を帯びているとの自覚を持っていました。ワシントンが惹かれたのは、ユニテリアニズムのキリスト教、堅苦しい教会儀式ではないフリーメーソン流の自由宗教だったと言われていますが、祈りの人であり、聖書を引用して演説し、神の摂理を常に感じていたと言われ、キリストの忠実な兵士、アメリカの大祭司と賛辞されました。(了)



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