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自民党総裁選に思う① 高市早苗著『美しく、強く、成長する国へ』を読んで 

◯つれづれ日誌9月22日-高市早苗著『美しく、強く、成長する国へ』を読んで―自民党総裁選に思う①


私は、国の究極の使命は、「国民の生命と財産を守り抜くこと」「領土・領海・領空・資源を守り抜くこと」「国家の主権と名誉を守り抜くこと」だと考えている。(高市早苗著『美しく、強く、成長する国へ』P28)


上記は、衆議院議員高市早苗氏の著書『美しく、強く、成長する国へ』の冒頭の言葉であり、ここに高市氏の政治理念、国家観、政治目標が端的に示されています。


高市氏は、先ず政治家として守るべき価値を鮮明にし、次にその守るべき価値をどのように守っていくかを具体的な政策に落とし込んでいきました。


但し、この著書自体は「日本経済の強靭化」の処方箋、いわゆる「サナエノミクス」が主たるテーマであり、高市氏の国家観や歴史観を詳しく述べたものではありません。



【自民党総裁選挙】


さて、自民党総裁選が17日、告示されました(29日開票)。現総裁の菅義偉首相の後任を争い、河野太郎行政改革相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)が立候補を届け出ました。


四人とも先ずコロナ対策を掲げましたが、河野氏は、「規制改革、行政改革を断行し、ぬくもりある社会をつくっていかなければならない」と述べ、岸田氏は「多様性を重視した自民党改革を行い、新自由主義的な政策を転換して、経済の分配を重視する」と述べ、高市氏は、「しっかりした国家理念を持って強靭な経済をつくり、リスクの最小化をテーマに、美しく、強く成長する日本を作っていきたい」と述べ、野田氏は「自民党の多様性の重要さを強調し、少子化対策を推進し、弱者や障害者に温かい国をつくる」と述べました。


選挙戦では、「新型コロナウイルス対策」「経済の建て直し」「経済・財政政策」「原発・エネルギー政策」「外交・安全保障政策」「憲法改正」「皇室問題」などが争点となる見通しです。


国会議員票383票、党員票383票(投票権を持つ党員110万4336人)、あわせて766票で争われ、過半数を得た候補者が当選します。しかし第一回目で誰も過半数にいかない場合は、一位、二位が決戦投票を行い、議員票383票、地方代表票47票の計430票の過半数を獲得した候補が当選となります。


【高市早苗を押す3つの理由】


さて筆者は自民党党員であり、今回の総裁選挙で地方票の一票を有するものですが、今回高市早苗氏に一票を投じることにし、既に投票を済ませました。では何故高市氏を押すのか、その理由について、以下述べることにいたします。


先ず第一に、冒頭の言葉にもある通り、 はっきりした政治理念と国家観・歴史観を述べているのは高市氏だけであり、他の候補にこれがないことです。多様性や寛容の価値を述べ、国民の声に謙虚に耳を傾けると語りますが、しっかりした座標軸あっての多様性であり、座標軸なき多様性は衆愚政治に陥ることは明らかです。


総じてアメリカの歴代大統領は、キリスト教的政治理念と選民的国家観を有し、演説にはしばしば聖書の言葉を引用しますが、日本の政治家には、これが皆無です。


しかし高市氏は政治理念と国家観・歴史観を持っている数少ない政治家の一人です。従って、政策にぶれがなく、一貫性があり、明確です。立候補の所信表明会見で語る彼女の政策を初めて聞いた国民は、その知識と経験の豊かさ、政策の具体性、洗練された表現力や説得力に驚きをかくせません。これが右肩上がりに支持を広げている原因になっています。


但し高市氏の国家観・歴史観は、キリスト教や仏教といった特定の宗教や思想から来ているものではなく、「自然・先祖・天皇」を大切にし、日本の伝統・文化を尊重するといった、いわゆる「日本教」を拠り所とする政治家だと思われます。


高市氏は著書『美しく、強く、成長する国へ』の中で日本人が大切にしてきた価値とは何かについて、「ご先祖様に感謝し、礼節と公益を守り、しっかり学び、勤勉に働くこと、そして困っている方が居られたら、皆で助けること」(P11)と述べ、こういった価値観が、日本が世界に称賛されてきた源泉だったと語りました。これらの価値観は当に日本教そのものと言えるでしょう。


ちなみに山本七平が唱えた日本教とは、鈴木大拙命名の「日本的霊性」と同義であり、日本的霊性とは、「自然を崇め、先祖・天皇を尊び、和と共生を重んじ、清浄を好む」というもので、この思想が日本の国家観や歴史観の核をなしているというのです。 (聖書の知識22 日本的霊性とは何か HP参照→ https://www.reiwa-revival.com/post/)


第二は、政策の妥当性です。詳しくは後述いたしますが、アベノミクスを発展させた経済強靭化政策、リスクの最小化を目指す危機管理や毅然とした外交安全保障政策、憲法改正と男系天皇制の死守を主張する国家観など、当に日本の「保守主義」の本流を行く頼もしさと安心感が感じられます。


ちなみに保守主義とは、フランス革命を批判したイギリスの政治思想家エドマンド・バークが源流だと言われています。革命などの過去との断絶を伴う急進的な改革に対し、その社会で伝統的に累積された社会的・政治的・宗教的な価値を大切にしなければならないとする立場であり、その理念的背景には、近代の啓蒙主義や合理主義の抽象性や行き過ぎに対する懐疑(批判)があります。人間は罪深く不完全な具体的存在であると考え、そのために歴史的な伝統から謙虚に学び、これを尊重することが必要だというのです。


しかしバークは、「保守するとは、古いものをそのまま維持することではない。保守するためには変わらなければならない」とも主張しました。(宇野重規著『保守主義とは何か』中央新書P53)


ひらたく言えば保守主義とは、伝統の中で、いいものは断固として守り、時代遅れのものは毅然として改革するという「革新的な政治思想」だと筆者は理解しています。


従って、「自由・人権・民主・法の支配・市場経済」といった「自由主義世界の普遍的価値」を保守する(守る)ためには、絶えず変わ(自己変革)らなければならないというのです。


この保守思想は、国家だけでなく、あらゆる組織、とりわけ宗教団体にも適用されるものです。筆者はUCにおける陳腐化した制度や習慣、社会的に違和感のある運営の在り方に対して、いくつかの改革案を提言してきましたが、それは真に守りたいUCの伝統的価値を保守せんがためのものであります。


第三は、高市氏の人間的な明るさや人柄のよさ、そして女性初の首相誕生、和製サッチャーへの期待感です。母性国家日本に、文字通り女性リーダーが誕生することは、何かが変わるのではないかとの期待感と共に、摂理的な予感さえ感じるものがあります。


高市氏は、神戸大学経営学部・松下政経塾卒、衆議院当選8回、自民党政調会長、総務大臣歴任といった燦然たる経歴の反面、女性としての悲哀も体験してきました。


彼女は、婦人科の治療を受けてから子供を産めない体になり、子供を切望したにも係わらず、子を産めなかった悲しみをネットで吐露しています。少子化対策の政策を行っている時、「自ら子供を産んでから言って欲しい」などと心ないことを言われ、辛い心情を通過しました。


そう言えば、総裁選挙に名乗りを挙げているもう一人の女性候補である野田聖子氏も不妊に苦しみ、50才でやっと子供を産みましたが、障害児で今も24時間人工呼吸機を離せないということです。


そして安倍晋三元総理が押していること、またバッシングを受けながらもUCの大会にメッセージを寄せていることも、高市氏を押す有力な理由です。


かって、小池百合子や稲田朋美なども女性総裁候補に取り沙汰されましたが、いまいち弱々しさを禁じ得ず、その点高市氏には力強さがあり、首相の器として十分な資質があると言えるでしょう。


筆者は苦労人で実務能力に長けた菅義偉(すがよしひで)首相を支持してきましたが、今回の事実上の総理辞任には驚きました。その辞任の背景については色々取り沙汰されていますが、結局、総理としての「華」がなかったということだと思われます。


一国のトップには人間的な能力の彼岸にある持って生まれた華、即ち「天稟や風格」が必須だというのです。菅首相にはこれが欠け、高市氏には、この「華」があると筆者は見受けしました。


【高市早苗の政策とプロフィール】


では高市早苗氏は如何なる政策を掲げ、如何なる経歴を持っているのでしょうか。高市氏は六つの政策としてHPに記載しています。


<六つの政策>

先ず第一は、大切なものを守り抜ける国を創ることです。


冒頭に記しましたように、高市早苗氏が守り抜こうとしているものは、「国民の生命と財産」「国土と資源」「国家の主権(独立統治権)と名誉」で、これを国の究極の使命でもあると考えています。


具体的には、防災対策、サイバー攻撃への防御体制、領土・領空・領海・資源の保全体制の強化、紛争勃発時における在外邦人の迅速な救出、北朝鮮による拉致被害者の帰国実現、国内外におけるテロや凶悪犯罪への対策強化など、「リスクの最小化」を目指して、危機管理の課題に果敢に挑戦する決意を示しています。


また 他国の弾道ミサイル発射基地などを自衛目的で攻撃する「敵基地攻撃能力」の保有では、「迅速な敵基地の無力化」を掲げ、保有に向けた法整備を訴えています。


更に高市氏は、安倍元首相が推進してきた、アジア地域の安定と繁栄の鍵を握る「自由で開かれたインド太平洋構想」に共感を持ち、対中国封じ込め戦略を積極的に支持しています。


第二は憲法改正と歴史観、男系天皇の維持です。


高市氏は、今を生きる日本人と次世代への責任を果たす為に、時代のニーズに応えられる「新しい日本国憲法」の制定を目指しています。緊急事態条項の追加や、なかんずく第9条の改正に意欲を示しています。


また 男系(父系)の血統が126代続いた「万世一系」という皇室2千年以上の伝統は、国体の基本であり、これを死守することを訴え、女系天皇を強く否定しています。この点、河野太郎氏は女系天皇容認論を唱えたことがあり、他に如何なる優れた能力があったとしても、この一点で日本の総理としては失格ということになります。


さらに、自虐史観からの脱却を主張し、村山談話や河野談話に反対すると共に、首相就任後も靖国参拝を続ける意向を明言しました。また選択的夫婦別姓や同性婚には反対しています。


第三は日本経済強靭化計画です。


高市氏は、著書で、日本経済強靭化計画とは、ニューアベノミクスであり、通称サナエノミクスと呼んでいます。第1の矢「金融緩和」、第2の矢「機動的な財政出動」、第3の矢「大胆な危機管理投資と成長投資」を総動員して、物価安定目標であるインフレ率2%の達成を目指すとしました。(著書『美しく、強く、成長する国へ』P30)


高市氏は、物価上昇率2%を達成するまで基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化目標を凍結し、大規模な金融緩和と財政出動を行うよう訴えると共に、「雇用と所得の安定」こそが生活の安心の大前提であり、そして「全世代の安心感」が、日本の活力を生むとしました。


例えば、「医療・福祉・教育・生活支援サービスの処遇改善と体制強化」や、「待機児童の解消」「病児保育の拡充」「多子世帯への支援充実」に向けた取り組みは、「全世代の安心感」と「消費マインドの改善」に繋がります。


そして雇用や社会保障制度の安定性と継続性を確保する為には、「強靭な経済」が必要です。そのために最先端のイノベーションと人材力の強化による「付加価値生産性の向上」に努め、持続的成長と豊かな地方経済への道を拓くとしています。


即ち、産学官におけるAIの活用による生産性向上や高付加価値の財・サービスの創出、中小企業のデジタル化や自動化ロボット導入支援の強化、6Gの研究開発と国際標準化の推進、イノベーションを阻害する規制や慣行の早急な見直し、など意欲的な提言を行いました。


また原発の活用に積極的で、プルトニウムを必要としない「小型核融合原子炉」など次世代原発への投資に意欲を示しました。


第四は機会の平等を保証する制度です。


高市氏は、「行き過ぎた結果平等」を糺し、「機会平等」を保障するべきだと考え、「ジェラシーに立脚した法制度」が増え過ぎると、優れた人材も企業も育たないとしました。


むしろ、「リスクをとって努力した者が報われる環境作り」「出る杭を伸ばす発想への転換」こそが、可処分所得を増やし、人材流出や産業空洞化を防ぐ鍵だと主張し、特に税制や人材育成策などの再設計に挑戦したいとしました。


第五は「自立と勤勉の倫理」が重視される公正な社会の実現です。


支え合いの制度である社会保障は、税金や社会保険料を負担する国民によって成り立っており、経済成長により雇用と所得を増やすこと、セーフティーネット機能を確保することを前提に、「過度の依存心を煽る政策」を廃するとともに、「福祉制度の不正利用」を防止するとしました。


日本人の矜持である「自立と勤勉の倫理」を取り戻し、「正直者が報われる社会」を構築する為に闘うと明言しました。これらはまるで、福沢諭吉の「独立自尊」の令和版を見るようです。また、後述するサッチャーの「自助・自律」の精神でもあります。


第六は国家の基本である「教育」の重視です。


家庭と学校がそれぞれの責任を担い、毅然と教えるべきことを教え、しっかりとした躾を行うことによって、日本が直面する課題の多くが解決に向かうとしました。


第1次安倍内閣が60年ぶりに「教育基本法」の改正を断行したことは、当時の答弁担当閣僚の1人だった高市氏にとっても大きな喜びだったといいます。


教育の目標として、「道徳心」「自主及び自律の精神」(独立自尊の精神)を培うとともに「勤労を重んずる」「公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参加し、その発展に寄与する」「生命を尊び、自然を大切にする」「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた国と郷土を愛する」といった態度を養うことを明記し、また「家庭教育」の規定も新設しました。


この「改正教育基本法」の崇高な理念が完全に実行されるために教育改革の挑戦を続け、先ずは、基礎学力と体力の向上とともに、公徳心・生命観・勤労観・国や郷土を愛する心を育むとしました。


更に、時代の要請に応えられる人材育成に、力を入れ、現在の「プログラミング教育」に加えて、「情報リテラシー教育」「デジタル対応力」を強化し、国際社会におけるプレゼンスを高める為に、国際機関で活躍できる人材の育成にも注力したいとしています。



以上、高市早苗の政策を見てきましたが、これらは我がUC・勝共連合が持つ価値観や政策、国際情勢の認識とほとんど違いはありません。なお宗教団体としては、幸福の科学も同様の政策を掲げている希少な宗教です。


<高市氏のプロフィール>

以上が高市氏の基本政策ですが、ここで彼女の簡単なプロフィールを記しておきます。


1961年3月7日奈良県て生まれ、神戸大学経営学部を卒業し、1984年松下政経塾に入塾し(第5期生)、卒塾しました。


1987年、渡米し、米民主党下院議員のパトリシア・シュローダーの個人事務所でCongressional Fellowとして勤務し、議員立法のための調査や分析を行いました。


1993年(32才)、第40回衆議院議員総選挙に奈良県全県区から無所属で出馬し、得票数トップで初当選し、新進党へ参加しました。


1996年(平成8年)の第41回衆議院議員総選挙では、小選挙区比例代表並立制導入に伴い、奈良1区から新進党公認で出馬し、再選されましたが、同年11月5日に新進党を離党し、12月27日自民党に移籍しました。


2003年(平成15年)の第43回衆議院議員総選挙では、奈良1区で民主党の馬淵澄夫に敗れ、比例代表での復活当選もならず落選しました。


2004年(平成16年)、43才で自民党議員の山本拓と結婚し(2017年離婚)、同年4月、近畿大学経済学部教授に就任しました。


その後、衆議院議員(8回)、自民党政調会長(2012年)、内閣特命担当大臣(3回)、総務大臣(2014年、大臣5回、最長在任期間)を歴任しました。


座右の銘は「高い志・広い眼・深い心」で、尊敬する人物は、両親・松下幸之助・サッチャー、大切にしているものは、国家観と信念だといいます。


趣味は、スキューバダイビング 楽器演奏 野球や武道などの観戦で、大学生時代は軽音楽部に所属し、ヘヴィメタルバンドでドラムを担当し、他にもオートバイが趣味であったといいます。


【総裁選挙の意義について】


さて今回の総裁選は、国民の注目度は大きく、久方ぶりに盛り上がっています。4人の政策も個性も異なる候補者が論戦することにより、論点が明確になり、何が日本にとって大切なのかが明らかになることでしょう。自民党総裁選は、即ち首相を選ぶ選挙であり、アメリカの大統領選挙に匹敵するとも言えます。


高市氏のぶれない政策が、あとの3人の政策を右寄りに誘導している光景が、筆者には興味深く映ります。一本背骨が入った候補者がいることだけでも、その波及効果が大きいということです。


今回高市氏は、まだ国民への知名度が低く、党員票では苦戦が予想され、河野氏らの人気に押されるかも知れません。高市氏は今回勝ちに行くと宣言し、またそれがベストですが、しかし、最悪でもある一定程度の票を確保することが重要です。次につながる橋頭堡を築くことができるからであり、早晩、一度は首相になる器だからで す。


日本は母性国家であり、女性首相が誕生することは、神の摂理と符号していると言えなくもありません。イギリスは、黄金時代を築いたエリザベス1世(在位1558年~1603年)やビクトリア女王(在位1837年~ 1901年)に象徴されるように、女王が立った時に繁栄期を迎えました。また、いわゆるイギリス病で国力が疲弊した時、サッチャー首相(在任期間1979年~1990年)の誕生でイギリス経済は甦りました。


イギリスと日本は、同じ島国の海洋国家であること、共に立憲君主制をとって皇室(王室)を大事にしていること、薩長倒幕派や日露戦争での日英同盟など、運命的な類似性と相性の良さを有しています。そして高市氏が最も尊敬する政治家がマーガレット・サッチャーだといいますから、何をか言わんやであります。


ちなみにサッチャーの生家は代々メソジストの敬虔な信徒であり、生家の家訓であった「質素倹約」「自己責任」「自助努力」の精神はサッチャーにも色濃く受け継がれ、父のアルフレッドを非常に尊敬し、サッチャーは「人間として必要なことは全て父から学んだ」と度々口にしました。


高市氏は、このようなサッチャーを研究し、その自叙伝を読み、信奉しているといいますから、当然サッチャーのキリスト教精神からも多くを学んでいるはずであり、上記の政策「自立と勤勉の倫理」にも反映されていると思われます。


前述で、「高市氏の国家観・歴史観の淵源は日本教にあり」としましたが、彼女が帰依する多神教的な日本教に、サッチャーの神、唯一の神の観念がはいれば鬼に金棒になることでしょう。 早晩このような高市氏の首相誕生は、日本に思わぬ運勢をもたらし、何かが大きく変わるのではないかとの予感が いたします。


筆者は、この日本の政局にあって、かって文鮮明先生が久保木会長を通して、時の政治指導者に神のみ旨を伝え、誰が日本の首相に相応しいかを指南されたことを想起いたしました。もし文先生が生きておられたら、この総裁選において、誰を神の摂理的人物として推挙されるだろうかと、思い巡らしました。僭越ながら、多分、私と同じ見解を示されるのではないかと思料するものです。(了)