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LGBT法は戦後最悪の法律 保守の論客長尾敬著『永田町中国代理人』を読み解く

◯つれづれ日誌(令和5年6月28日)-LGBT法は戦後最悪の法律ー保守の論客長尾敬著『永田町中国代理人』を読み解く


主はまた言われた、「ソドムとゴモラの叫びは大きく、またその罪は非常に重い(創世記18.20)


さて、多くの良識ある国民の大反対の中で、6月16日、LGBT理解増進法が成立し、23日に施行されました。


【世紀の悪法】


前回提案した「LGBT法の廃案を求める宗教者の会設立案」でも述べた通り、LGBT性的指向は神の創造の秩序に反し、聖書が否定する性愛であり、トランスジェンダー(性自認)は精神的障害に他ならず、キリスト教をはじめ仏教、神道など高等宗教は同性愛など不自然な性愛を最大の罪として戒めてきました。


この法律は、LGBTの性的指向にお墨付きを与え、これが異常なものではなく、当たり前の普通の性愛であると言った由々しき風潮を助長増産し、ひいては健全な家庭の崩壊や日本の伝統・文化の破壊につながりかねないことを深く憂慮するものです。正に世紀の悪法であります。


【保守派の論客】


政権党たる自民党のほとんどの議員が賛成する中にあって、衆議院では高鳥修一議員が退席、杉田水脈議員など7人の与党議員が本会議を欠席し、参議院では青山繁晴議員、山東明子議員、和田政宗議員が本会議を退席し、反対の意思表示をしました。政党として唯一反対している参政党の神谷宗幣議員は無論大反対です。正に泥沼に咲いた花とはこのことです。


また、百田尚樹氏、花田紀凱氏、高橋洋一氏、長谷川幸洋氏、桜井よしこ氏、有本香氏、山口敬之氏など多くの論客が反対し、廃案の論陣を張っています。


その中にあって、筆者が最も注目している人物こそ、今回取り上げる「長尾敬(たかし)」前衆議院議員その人です。長尾氏はLGBT法案に当初から理路整然と反対している論客であり、国会議員を10年間務めた経験と、決して筋を曲げない理念と信念を持った正真正銘の保守政治家であり、青山繁晴議員が代表をされている「日本の尊厳と国益を護る会」の副代表を務めておられる国士です。


長尾氏は、『マスコミと政治家が隠蔽する中国』(眞人社)、『永田町中国代理人』(産経新聞出版)といった本を出版され、中国通第一人者として、中国の覇権主義、反人権主義の脅威に警鐘を鳴らされています。


そこで今回筆者は、長尾敬氏の思想と行動に着目し、長尾氏の著作や言動などを参考にして、その人物像をクローズアップすると共に、長尾氏を通して見た中国(中華人民共和国)の真相を読み解き、何故長尾敬を再度国会に送らなければならないかを明らかにしたいと思います。


【長尾敬の思想と行動】

長尾敬氏は、著書やユーチューブなどを通して、中国という国の本質を深く洞察され、今や経済大国となった中国がどのような膨張政策を持ち、どのようにアジア、特に日本に浸透しているのか、そしてそれが如何なる危うさを持っているか、日本はこのような中国と如何に付き合っていくべきかを分かりやすく解説されています。


そして理念だけでなく、あらゆる妨害や不利益を覚悟で、その信念を政治活動の中で行動されてきました。


<略歴>


長尾敬氏は1962年11月29日、東京で生まれ、東京都立保谷高等学校を経て、1986年、立命館大学経営学部を卒業しました。卒業後、明治生命保険相互会社に入社、2002年8月同社を退職し、同年9月、民主党大阪14区総支部長に就任しました。40才。(14区は八尾市、柏原市、羽曳野市、藤井寺市)


翌2003年11月9日の第43回衆議院議員総選挙に、民主党公認候補として立候補しましたが、78,654票の次点で落選、2005年9月11日の第44回衆議院議員総選挙に、やはり民主党公認候補として立候補しましたが、89,142票の次点で落選しました。


2009年(平成21年)8月30日の第45回衆議院議員総選挙では、3度目の正直で自由民主党現職の谷畑孝を破り、136,798票を得て初当選を果たしました。47才。その間議員として、「衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会理事」、「衆議院厚生労働委員会理事」に就任しました。


しかし、2012年11月16日の衆議院解散と同時に民主党に「民主党の方向性は、日本の国益にかなうものではない。民主党は、私の考え方と遠い方向にいってしまった」として離党届を提出し、安倍晋三総裁が「長尾さんには民主党は似合いません」と言われたこともあり、自民党に入党する意向を表明しました。


第46回衆議院議員総選挙では無所属で立候補し、自民党は当初、長尾を推薦する形を取っていましたが、長尾の応援演説に訪れた自民党総裁の安倍氏の意向で公認候補となりました。結果は落選。


2014年12月14日の第47回衆議院議員総選挙に自民党公認で大阪14区から出馬し、維新の党の谷畑に再び敗れるも比例復活で当選しました(76,555票)。当選後は、安倍氏から直接誘いを受け、清和政策研究会に入会しました。


2017年(平成29年)10月22日の第48回衆議院議員総選挙に自民党公認で大阪14区から出馬し小選挙区で勝利し、2018年(平成30年)の第4次安倍改造内閣で内閣府政務官に就任しました。56才。


2021年(令和3年)10月31日の第49回衆議院議員総選挙において自民党公認で大阪14区から出馬しましたが、日本維新の会の青柳仁士に5万票以上の大差で敗れ、比例復活もならず議席を失いました。


こうして見ると、長尾氏の政治生活は決して順風満帆ではなく(3当3落)、紆余曲折を経験した苦労人であることが分かります。選挙に落選した要因の一つに、特に中国問題で公明党との確執があり、同党から推薦を得なかったこともあります。「大阪の自民党候補者で公明党推薦がなかったのは私だけでした」(長尾敬著『永田町代理人』P74)と述べている通りです。


<政策・主張>


長尾氏の政策は正に真正保守の思想が反映されたもので、先ず、憲法9条の改正に意欲的であり、安倍首相が提言した憲法9条の1項と2項を残して自衛隊の存在を明記する改憲案に賛成の意思表示をしています。また、特定秘密保護法の必要性を主張し、集団的自衛権の行使に賛成しました。更に「国旗損壊罪」の新設を目指しています。


経済・財政政策では、消費税率10%の引き上げやカジノの解禁に賛成しましが、TPP参加には慎重な姿勢をとっています。また原発は日本に必要であるとしています。


歴史認識においては「村山談話」及び「河野談話」を見直すべきとし、首相の靖国神社参拝を問題ないとしています。また外国人参政権に反対し、「道徳」を小中学校の授業で教える事に賛成しています。


所属団体・議員連盟としては、神道政治連盟国会議員懇談会、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会、朝日新聞を糺す国会議員の会、日本の尊厳と国益を護る会(副代表幹事)、対中政策に関する国会議員連盟などに参加しています。


こうして見てくると、長尾氏の政治活動は安倍晋三元首相と公私に渡り縁があり、政策的にも、ほぼ軌を一にしており、正に安倍氏の精神的、人格的、政策的継承者と言えるでしょう。


【LGBT法に反対の論陣】


さて長尾氏はLGBT法案に対しては、早くから反対していました。 もっとも、聖書がLGBT性的指向を神に違背する罪として、はっきり否定していることの認識が、長尾氏にあるか否かはともかくとして、長尾氏は、LGBT法案は、「日本の社会を壊したい左翼活動家たちと、ビジネスで儲けたい推進勢力と、エマニュエル大使の思惑が合致し、この問題を進めている」と明言されています。


<トランスジェンダーの問題>


今回の最大の争点は、法案を「性同一性」とするのか、「性自認」とするのかの点であり、性自認という概念は絶対排除しなければならないと長尾氏は強調しました。何故なら、この概念がまかり通れば、大多数の女性の人権を侵害することになりかねないからだというのです。結果的にはジェンダーアイデンティティという英語表記になりましたが、この言葉は性自認と同義です。


ちなみに「性同一性」とは、生まれながらの身体的な特徴と、心の中の性別が一致しない「性同一性障害」であり、「性自認」という概念は、身体が男性であっても、自分は心が女性だと、自分自身が認めればそれで女性として認められるという概念です。2年前、当時議連の役員であった稲田朋美議員が、自民党案の中にあった性同一性という言葉を削除し、野党と性自認の概念を中心とした合意案を了承してしまったというのです。


欧米では、性自認を認めた結果、性自認を女性とする男性が女性トイレなどの女性施設に侵入したり、トランス女性だと性自認した男性が女性刑務所に収監され女性囚人をレイプする事件が多発したり、スポーツの世界において、トランス女性として女性競技枠に入り金メダルを獲得しているなどのトラブルが出てきていると言われています。


長尾氏は、日本は古くから性に関して寛容であり、こういった法律を作る必要のない社会風土を平安時代から持っているとし、LGBT法案は日本の伝統・文化を揺るがし、家族の美風を壊すことにつながる余計な法案だと警鐘を鳴らしました。


<廃案への道>


長尾氏は、拙速強引に通ってしまった当該法律ですが、今後も預言者の如く「反対の声をあけ続けること」、そして「基本計画とその施策・運用を厳しく監視すること」が大事だとし、「この運用はおかしくないか、理念法を超えてはいないか」とおかしげな運用を阻止することの必要性を強調されています。


推進派は理念法の枠を超えて、過度な性教育、夫婦別姓、同性婚へと、ぐいぐい次のステップにしかけてくることは明らかであり、これを阻止し、理念法の枠に閉じ込めることが必須だというのです。即ち、法律は個人の価値観に介入すべきではなく、「あなたの性的指向は理解しますが、それを私に強要しないで下さい」と言わなければならないというのです。


そのためには、政治を政治家だけに任せず、国民が声をあげることが肝要であり、少数派の意見が多数派を凌駕させてはいけない、そして保守を分断させせてはいけない、保守が分断して一番喜ぶのは推進派だと強調されました。ただ、政権党たる自民党に影響を与えるためには、自民党内からの改革と、(百田尚樹新党のように)自民党外での運動の両面が必要とも言われています。


一方、保守派の論客であり、筆者も少年期をよく知る西田昌司議員(自民党政調会長代理)は、自身が当法案を受け入れた理由として、推進団体に煽られた「差別禁止」「性自認」などを盛り込んだ不適切な野党案を与党案をもって歯止めして,一旦決着しておくことが必要だったと言われ、そして一部の学校で既に実施されている地方自治体の行き過ぎた性教育を規制するなど、適切なガイドラインを示すためにもやむを得なかったと弁明されています。


しかし筆者は、当該LGBT法が、「LGB」(同性愛)や「T」(性同一性障害)にお墨付きを与え、これが異常な性的指向などではなく、普通の当たり前の性の在り方だという誤ったメッセージを与えることを強く憂慮し、またこの法律が同性婚容認へのステップになりかねいと懸念しています。当該法律には「性的指向など多様性を受け入れる精神を涵養する」とありますが、性的少数者を差別することは慎むべきだとしても、何故このようなLGBTを容認する精神を涵養しなければならないというのでしょうか。


あるキリスト教関係者は、LGBTについて語るときに問題になるのは、性についての議論なので卑猥な表現を用いざるを得ないことだとし(例えばゲイの性交はアナルセックスである)、「そういう話題を取り上げざるを得ない問題をなぜ法律にするのかというところにこの法案の問題がある」と指摘されています。そして、聖書に出てくるソドムが男色の罪で神の怒りをかい(創世記18.20)、火と硫黄で滅ぼされたことを引用し、こういう卑猥なことを子供たちに教えるのは論外であり、この意味において、国会議員は全員失格であると断じられました。


筆者は、先日行われた超宗派の集まりにおいて、「LGBT法の廃案を求める宗教者の会」(仮称)の設立を提案したところ、全会一致でプロジェクトとして立ち上げることが採用されました。正に長尾氏が言われる通り、国民、言論人、政治家が一体となって、当該法律を監視し、廃案へ追い込んでいきたいと思います。そしてLGBT性的指向が悪徳であることを知り得る立場にある宗教者こそ、先ず先頭に立って叫ばなければならないと信じるものです。


【中国問題の第一人者ー長尾敬の著書を読み解く】


さて長尾敬氏の今一つの真骨頂は、中国とは如何なる国で、何を考えているのかについて、最もよく知る第一人者であるということです。長尾氏は、『マスコミと政治家が隠蔽する中国』(眞人社)、『永田町中国代理人』(産経新聞出版)といった本を出版され、中国の覇権主義、反人権主義の脅威に警鐘を鳴らされています。


長尾氏は、著書『マスコミと政治家が隠蔽する中国』の中で、「中国の唯一無二の思想といえば、『大中華思想』です。自分たちこそがすべてを司る『君』であり、それ以外は君に従う『臣』という考え方です」と明記し、そして中国という国の厄介なところは、この大中華思想を「国」だけでなく「個人」でももっているということで、私たちは中国がそういう考え方をする国柄であることを知ることが肝要だというのです。(『マスコミと政治家が隠蔽する中国』P32)


そして中国人と中国共産党の価値観は、信じられるものは「お金」と「利権」だけであり、中国の秩序とは「既得利権構造」だと明言されました(同著P37)。


長尾氏は、中国の尖閣諸島での中国公船の恒常的な領海侵入を問題視し、合計4回尖閣諸島に行って現場を観察したと言われ、長尾氏が口だけではなく身をもって行動する政治家であることが分かります。また、中国による、チベット、ウイグル、南モンゴルに対する民族弾圧は度を過ぎ、これは中国覇権主義そのものだと断じ、「自由のための連帯フォーラム」を全国で開催するなど、精力的に活動されています。


著書『マスコミと政治家が隠蔽する中国』について、ジャーナリストの櫻井よしこ氏は次のようにコメントされています。


「東アジア情勢について鋭い論議をつづけてきた長尾敬氏は、およそ近代国家とはいいがたき中国の内情を暴露していく。ここまで危険な国家がなぜ日本では正常に報じられないのか、誰がその真実を隠蔽しようとしているのか、政治家ならではの経験から、中国の真実を巧妙に隠してきた日本国内での知られざる親中派の暗躍を白日のもとに晒す。最も信頼し期待する政治家の一人、長尾敬氏が日本人とは異質の中国人や、日本における親中派の動きを描いた。中国という国を知るのに必読の書である」


また、著書『永田町中国代理人』(産経新聞出版)においても中国による対日工作の実体を明らかにし、「私は10年間衆議院議員を務めましたが、その間も今も、一貫して対中国問題に取り組んでおり、おそらく私は中国にとって最も煙たい存在の一人として認識されている」と告白しました(『永田町中国代理人』P13)。更に長尾氏は次のように述べています。


「尖閣諸島で中国公船に10時間も追尾される経験をし、中国から深刻な人権侵害を受けている、チベット、ウイグル、南モンゴル、香港などの当事者と連携し、中国共産党を強く批判してきました。また外国人による重要土地利用規制法の制定、日本の高度な機械技術が中国人留学生等を通じ流出している疑惑についてなど、経済安全保障にも取り組んでいます」


そして、「彼らの周辺には金銭を渇望している日本の政治家がおり、利益を得た企業から金銭を懐に入れるために、日本の企業の中国進出を支援している」と指摘し、あらゆることが「カネで動く」と思っているのが中国の価値観であり、中国の「政界工作」なのであると明言しました。また、人民解放軍は国家ではなく中国共産党に奉仕する「利権集団」であるとも言われ、沖縄の状況についても、「沖縄のいびつなマスコミ、後押しする左翼勢力、バックにある中国共産党の工作員の存在」と語りました。


以上のように、長尾氏は中国という国を最もよく知る政治家であり、いわゆる親中派が多い岸田政権に歯止めをかけ、全てを知った上で、「如何に上手に中国と付き合っていくか、そして如何に国益を守るか」が問われています。


【長尾たかしを支援しよう】


上記に見てきた通り、LGBT法の問題点を指摘され、中国の問題に精通されている長尾敬氏は、正真正銘の愛国者であり、筆者は今回のLGBT騒動を通して長尾氏の実像をよく知るようなり、この人に何がなんでも国会に戻って欲しいと熱望するようになりました。


前回までの選挙では、大阪14区から衆議院選挙に出ておられましたが、安倍元首相と話し合った末、次回は2年後の参議院全国区比例(任期満了日2025年07月28日)で自民党から出馬することになったということです。従って2025年7月に任期満了を迎える次期参議院選挙には万全の体勢で迎える必要があります。


そこで筆者はこの場を借りて、「長尾敬を国会に送る勝手に連帯する会」(略称「長尾勝手連」)を立ち上げたいと考えていますが、皆様、如何でしょうか。この「長尾勝手連」は、前回提案した「LGBT法の廃案を求める宗教者の会」とは双子の兄弟とも言えるかも知れません。(了)   ユニバーサル福音教会牧師 吉田宏

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