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教皇ミサに思う

🔷聖書の知識3ー教皇ミサに思う

これは、罪のゆるしを得させる契約の血である(マタイ26:28)

ヨハネパウロ2世以来38ぶりにフランシスコローマ教皇が来日され、令和元年11月25日、東京ドームでミサ(聖体拝領)を主宰されました。ミサのタイトルは、「すべての命を守るため」で、テーマに沿った進行がなされていくことになります。

今まで、礼拝と言えばUCかプロテスタンの礼拝でしたので、本格的にカソリックのミサを経験するのは初めてのことでした。ベンテコステ派の礼拝が動的、革新的だとすれば、カソリックのミサは、静的、伝統的ですね。私も改めて学ばせて頂きました。

この機会に、ミサとは何かを皆さんと共に考えて見たいと思います。

「ミサ(聖体拝領)とは」

ミサとはカトリック教会の中心的な祭礼で、パンと葡萄酒の聖体拝受がメインの儀式であり、全体として神に感謝を捧げる礼拝です。

ミサ(ラテン語: missa, 英: mass)は、カトリック教会においてパンとぶどう酒を聖別して聖体の秘跡が行われる典礼で、最後の晩餐(マタイ26・26~28)に由来し、聖体の秘跡(聖変化)が行われる典礼(祭儀)を指す名称です。

又、ミサは「感謝の祭儀」とも言いあらわされ、「イエス・キリストの死と復活を記念し、その復活の恵みに与る、喜びに満ちた感謝の祭儀」であることを示しており、ミサの最後の部分では「感謝の祭儀を終わります」という言葉が司式司祭によって唱えられます。

キリスト教徒は二千年にわたって、キリストの復活を祝うために毎週日曜日に集まり、この「主の晩餐」を行ってきました。これがカトリック教会で「ミサ」(感謝の祭儀)と呼ばれる礼拝集会です。ミサはキリストの生涯、特にその死と復活を思い起こし、キリストをとおして実現した救いの恵みに感謝し、パンとぶどう酒のしるしによってキリスト信者が「キリストと一つに結ばれる」もので、カトリック信者にとってもっとも大切な秘跡(神の恵みのしるし)とされています。

[キリスト教信仰の凝縮]

ミサの中には、三位一体の神観、イエスの神性への信仰、神の母としてのマリア崇敬、十字架のいけにえと復活の教理など、キリスト教の主題が全て込められており、使徒信条、主の祈り、聖餐式の聖句などで告白されています。

そして、ミサはキリスト教の完成された伝統そのものであり、徹頭徹尾、万能の神を讃美し褒めたたえ(ハレルヤ)、キリストの救いを待ち望む(ホザナ)、ミサにはキリスト教の核心が凝縮されています。

ユダヤ教との関連においては、ミサ聖祭とは、「旧約の種々のいけにえによって予型され示されていたもの(出エジプト記随所)、善が実現し完成したものであり、新約のいけにえであるミサ聖祭は、旧約のいけにえのすべてを含んでいる」としています。

以下に、ミサの次第を記しておきます。

[ミサの式次第]

ⅰ「開祭」―入祭の歌として教皇フランシスコ訪日公式聖歌「すべてのいのちを守るため」を歌ったあと、あいさつ、悔い改め、回心、歌「あわれみの賛歌」、歌「栄光の賛歌」、集会祈祷と続く。

ⅱ「ことばの典礼」―第一朗読として創世記1章のあと、マタイ6・34の「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である」を含む山上の説教の一部が朗読され、教皇が説教を語る。続いて共同祈願。

ⅲ福音朗読に続いて、第一朗読、答唱詩編、アレルヤ唱、福音朗読、説教、信仰宣言、共同祈願(信者の祈り)。

ⅳ「感謝の典礼」―交わりの儀や平和のあいさつののち、聖体拝領。

ⅴことばの典礼が終わると聖体拝領。

パンとぶどう酒、そして水が祭壇へ準備される。ここから始まる「感謝の典礼」はキリストの最後の晩餐に由来するものとされ、ミサの中心的部分である。次に司祭によって「奉納祈願」と「叙唱」という祈りが唱えられ、会衆と共に『黙示録』に由来する賛美の祈り「感謝の賛歌」(サンクトゥス)が唱えられる。

次に司祭によって「奉献文」が唱えられ、この中で聖変化が行われる。ここでは司祭がパン(ホスチア)とぶどう酒を取って、キリストが最後の晩餐で唱えた言葉を繰り返す。これによってパンとぶどう酒がキリストの体(聖体)と血(御血(おんち))に変わる、というのが伝統的なカトリック教会の教義である。(実体変化)

司祭はパン(聖体)を裂いて一部をぶどう酒(御血)に浸す。司祭が聖体を食べ、御血を飲む。これを「聖体拝領」という。司祭(または助祭)は続いて聖体を信者に配り、信者も聖体拝領を行う。

→奉納の歌、奉納祈願、奉献文、叙唱、感謝の賛歌、奉献文、交わりの儀、主の祈り、平和のあいさつ、パンの分割と平和の賛歌、聖体拝領、拝領の歌、拝領祈願

ⅵ「閉祭」―菊地功東京大司教が感謝のことばを述べた後、派遣の祝福、閉祭

のことば、「ごらんよ空の鳥」などが歌われるうちに退堂となる。(以上)