宗教改革と対抗宗教改革② 宗教改革の理念 🔷聖書の知識121 -宗教改革と対抗宗教改革② 宗教改革の理念 前回、ルターの生涯と信仰、並びに宗教改革の流れを概観しましたが、これを踏まえ、今回は「宗教改革の理念」を検証したいと思います。 【宗教改革の先駆者と時代背景】...
セカンドチャンス論の検証 ○つれづれ日誌(令和4年1月12日)ーセカンド・チャンス論の検証 こうして、彼は獄に捕われている霊どものところに下って行き、宣べ伝えることをされた。(1ペテロ3.19) 今回は、いわゆる「セカンド・チャンス論」について論考いたします。 【セカンドチャンスの考察】...
宗教改革と対抗宗教改革① ルターの宗教改革 その神の義は福音の中に啓示され、信仰に始まり信仰に至らせる。これは、「信仰による義人は生きる」と書いてあるとおりである。(ロマ書1.17) キリスト教の歴史において、最大の変革と言えば、1517年のマルティン・ルターから事実上始まった宗教改革、即ちプロテスタンティズム(プロ...
朝鮮半島におけるキリスト教③ 何故韓国はキリスト教国家なったか ◯つれづれ日誌(令和4年1月5日)-朝鮮半島におけるキリスト教③ー何故韓国はキリスト教国家なったか ユダヤ人には、ユダヤ人のようになった。ユダヤ人を得るためである。律法のない人には律法のない人のようになった。律法のない人を得るためである。弱い人には弱い者になった。弱い人を得...
聖書的霊性とは何か⑤ よき信仰と回心の伝統🔷聖書の知識119-聖書的霊性とは何か⑤ よき信仰と回心の伝統 人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません(ヨハネ3.3) 今回は、聖書的霊性の三番目の柱である「よき信仰と回心の伝統」について述べたいと思います。即ち信仰、回心そして新生(重生)の伝統です。英...
朝鮮半島におけるキリスト教② 日本の統治時代 と迫害◯つれづれ日誌(12月29日)-朝鮮半島におけるキリスト教②ー日本の統治時代と迫害 前回、李氏朝鮮(1392~1910)時代のキリスト教迫害について述べましたが、今回は李朝終焉後、太平洋戦争終結までの、日本統治時代におけるキリスト教の取締りについて見ていきます。なお、李氏朝...
聖書的霊性とは何か④ 贖罪思想について🔷聖書の知識118-聖書的霊性とは何か④-贖罪思想について やぎと子牛との血によらず、ご自身の血によって、一度だけ聖所に入られ、それによって永遠のあがないを全うされたのである(へブル書9.12) 前回述べましたように、聖書には一貫した思想があり、特に旧約聖書には、メシア思...
朝鮮半島におけるキリスト教① 李王朝時代の迫害 ◯つれづれ日誌(12月22日)-朝鮮半島におけるキリスト教①ー李王朝時代の迫害 一粒の麦が地に落ちて死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。 (ヨハネ12.24) 筆者は2年前の12月、クリスマスを記念して、「クリスマスって何だ?」とのタイトルで「聖書の知識5」を発信いたしま...
聖書的霊性とは何か③ 唯一神思想について 🔷聖書の知識117 聖書的霊性とは何か③ 唯一神思想について わたしは主である、わたしのほかに神はない。わたしは光をつくり、また暗きを創造し、繁栄をつくり、またわざわいを創造する(イザヤ45.6~7) 前回は、聖書的霊性の第二の特質として、一貫した思想性の内「メシア思想」...
長崎・天草潜伏キリシタン世界遺産に見る信仰の聖地③ 島原の乱の舞台「原城跡」 、初期宣教とキリシタン大名高山右近◯つれづれ日誌(12月15日)-長崎・天草潜伏キリシタン世界遺産に見る信仰の聖地③-島原の乱の舞台「原城跡」 、初期宣教とキリシタン大名高山右近 遥かなるパライソ(天国)を身近に、今ぞ見きこの喜びに心高まる(雲仙殉教祭)...
聖書的霊性とは何か② メシア思想🔷聖書の知識116-聖書的霊性とは何か②-メシア思想 ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。その名は、霊妙なる義士、とこしえの父、平和の君と唱えられる(イザヤ9.6) 聖なる夜(カール・ハインリッヒ・ブロッホ画)...
長崎・天草潜伏キリシタン世界遺産に見る信仰の聖地② 『沈黙』の舞台外海(そとめ)の出津(しつ)集落(長崎市) ◯つれづれ日誌(令和3年12月8日)-長崎・天草潜伏キリシタン世界遺産に見る信仰の聖地②-『沈黙』の舞台外海(そとめ)の出津(しつ)集落(長崎市) ザビエルが、1549年に鹿児島の地を踏んで始まったキリスト教の宣教は、1612年の徳川幕府の天領禁教令、1614年の全面的禁教...